天蝎宮の支配星

冥王星については1905年(ローウェル)が探査を始めましたが、冥王星が海王星の軌道(17.9°)に入り込んだ(1930年頃)とき、トンボーによってその存在が確認されました。発見された当時は、国粋主義とナチズムの浮上、原子力や癌の発見、TVを含む報道機器の実験など、重要な出来事が動き始めました。
冥王星は、地下に潜む密度の高い諸力が、外に向けて垂直に突く・解放する力を司ります;たとえば火山の噴火や地殻の変動、目に見えない原子の力(核分裂)、体内の暗闇で潜伏・潜行する細胞の結合(癌細胞)と分裂、さらに、武器(ミサイル、地雷など)による大量殺戮・破壊を司ります。
人体でいえば生殖器ですが、その近辺に潜む蛇の力(クンダリーニ)を、垂直について解放する(第三の目を開眼させる)特異の力(念力、心霊治療、輪廻転生、交霊術、魔術、超能力など)であるというべきかもしれません。

ただ、人類はこの天体の威力を理解していませんから、未だ秩序立てて利用することができません。仮に使い方を誤れば、事物を破滅・絶滅させかねない猛威を奮う恐れがあるからです。
言い方をかえれば、正負・善悪かかわらず、個人の意志のおよばない(制御不能)事態に発展させる威力をもつということです。たとえば、冥王星が放つダーツの矢が、負の群集・利害関係で結ばれた集合意識にあたると、テロリズムや陰謀に連鎖します。
ただ、破壊と再生、絶滅と変換といった試行錯誤を繰り返すうちに、いつかは必ず建設的な利用法がみつかるのではないかと、期待を抱いているのではないでしょうか?

万物は崩壊と再生の繰り返しにすぎません。冥王星のナチュラルハウスは、第8室です。8は事物の集合体(および人類の意識)を浄化し、復活させる再生の数字、つまり0と0が結合した∞(無限)です。

エネルギーでたとえれば;一歩誤れば、地球を破滅しかねない核エネルギー(核分裂)です。その他、原子物理(核分裂による再生)、物理療法、化学療法、合成、プラスティック、資源の再利用(リサイクル)、生エネルギー、ホメオパシー(毒をもって毒を制す)、悪いものを全壊して、一から立て直すMergers and Acquisitions_合併と買収、再建・再構築・構造改革(リストラクチャリング)、更生なども司ります。いずれにしても他天体との調和状態にあれば、肯定的なかたちであらわれます。

 
 
   
 
 

冥府の神「ハデス」(ギ)冥界の大王「プルトン」(ロ);

冥界の神"Lord of Underworld"は、全てを透視・予言する暗黒の神_個人の意志のおよばない、※神意(神の意志)そのものを示します。
最高位にあるゼウスさえも、謎に満ちたハデスについては、語りたがりません。何故なら、祈りも犠牲も役に立たない非情な神だからです。
死者の国とは、骨格、筋肉、神経、肉体をもたない、魂のつまししやかな隠れ家であり、魂の浄化を促す神聖な楽園です。この神の権威によって悪の多い者は当然地獄に、善の多い者は極楽にと振り分けられます。※生命の樹やダーツ(中心)は、冥王星が司る核であり神意です。

あくまでも私見ですが、キリスト・地球を含む万物の法則に反する別のもの=アンチ・クライストとは、冥王星を暗示しているものと感じています。
この冥王星こと反キリストが、近日点に達すると、新たな意識が人類(集合意識)に植え付けられて(受精)、全く別の意識が生まれるといいます。その結果がどうあれ、次なる時代に先駆けて生物社会の構造を根底から、くつがえすカルマの総決算が行われます。これは決して過言ではありません。
仏教の「因果応報」は、過去・前世の行いの善悪に応じた総決算として与えられる必然的な結果を示していますから、悪い習慣があれば、あきらめずに、改善しなければなりません。
八という漢字や扇子は、上に向けることでエネルギーが上昇し、精神状態を一変してくれます。

余談ですが、天文物理上、冥王星は太陽系からはずされましたが、占星術の天王星、海王星、冥王星は「トランスサタニアン」であって、もともと太陽系(直接人体にかかわらない)に属する天体として扱いません。

 
 
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