ホロスコープの歴史と天体の運動

バビロニアのカルデア人は、「星座の移り変わりは、季節の変化」であること、そして、天上界と地上界がリズムとメロディーのように調和された相互関係にあることを既に知っていました。何故なら、古代における衣食住用の天文図や航海用の海洋図として利用されていたからです。もちろん農耕民族日本でも水脈や地脈の探知盤として利用し、そこに社・祠を立てて八百万の神を奉りました。

呼吸する宇宙
時空の螺旋運動は、天から吊された大きな振り子の反復運動のようなものです。そして、人間の魂は、宇宙の呼吸に従って天と地(アとワ)を往来する時空の旅人です。
我々人類を含む宇宙の全ての万物は、それぞれが放つ固有のエネルギーの連鎖反応によって活動する生命体です。例えば、天の螺旋階段を昇るように生長する蔦、朝顔のつるの動きや竜巻、渦潮、DNAなどから想像がつくと思いますが、これらの働きはごく普通の自然界における現象です。

地軸と歳差運動

地球は日周運動として24時間で360度、4分で1度(1°=4分)づつ東周りで自転しています。太陽が天の赤道と黄道の交差点を通過する日を0度、つまり春分点に定めると、1日約1度づつ1年かけて1周(第1ハウス・お羊座、第2ハウス・お牛座、第3ハウス・双子座・・・)することが。従って、春を知らせる第1ハウス・お羊座(0度)が、春分点となります。季節の変わり目を告げる太陽の年周運動です。占星学では黄経360度を12等分した12の太陽宮・サンサインを天の標識としました。この春分点は天球上を、約72年ごとにゆっくりと西から東に向かって移動しています。この年周運動によって星座は、1日約1度づつ西へ移動します。が、地球の軸にぐらつき(揺らぎ)があるため、星座の背景に対して春分点が、何年か逆方向に進行しているように見えます。言い方をかえれば、太陽の年周運動に反した微妙な動き・反時計回りで、黄道獣帯(ゾディアック)に沿って移動しています。これを歳差運動といいます。そして、この揺らぎによって日周運動の中心が、変化します。このことについては、コチラのサイト・AstroArtsでわかりやすく説明しています。

歳差運動とマンデーン・リーディング
歳差運動(Synodic)は、今後の地球上の生命や人類の意識(心魂)の向上の重要な鍵を握っているといっても過言ではありません。それというのも、私たち人類は、次なる時代の環境に意識を適合させながら、進化(場合によっては退化)していくからです。※マンデーン・リーディングは、新生時代の到来を告げる宇宙衝動です。たとえば、お牛座の時代、魚座の時代、水瓶座の時代・・・など、1サイン約2160年_約26000年(メソポタミア暦25920年)かけて12サインを一周すると考えられています。これらに関する詳細は、石川源光先生のHPへ。
※トランス・サタニアンのサインと歳差をもとに未来の社会情勢(経済や株価の動向など)を予想するリーディングの一つです。
この歳差運動は、太陽系や地球上の生命に大きな影響(天変地異や経済変動)を及ぼします。しかしながら、リーディングそのものの目的は、未来のイベント・出来事を予測する占いではなく、むしろ、変化期の過程における意識の持ち方を、教え導く「知恵の輪」であるといったほうが正しいでしょう。何故なら、時代の環境・条件に見合った健全な精神(意識)をはぐくむことが、人類にとってより重要な課題であるからです。とはいっても、これらの課題を成就するには、トランスサタニアン(土星の外側に存在する天王星、海王星、冥王星)の動きが、重要な鍵となりますから、要点だけをかいつまんで記しておくことにします。

冥王星と宇宙意識
冥王星の役割は、文化や社会制度に変化をもたらしながら、徐々に人類の集合精神・意識の向上にはたらきかけます。この動きは、冥王星の軌道が海王星の軌道に入り込んだ1940年から始まり、太陽にもっとも近付いた※近日点の1974年〜1989年以来、急激な変化、および進化をたどっています。
冥王星特異の力は、万人共通の内なる神・神意を悟らせる、宇宙生命の反復運動であって、文化、科学、人道的な活動と超自然への理解を通じて脳を進化させます。霊魂の蘇生です。アストロロジー(占星術)では、90年座相と呼び、キリスト教でいうところの最後の審判「The Great Assize」にあたります。※冥王星の軌道は、異常なほど傾斜しています。もともと太陽系の惑星ではなく、ある目的を果たすために太陽系の渦動に侵入してきたのです。
このある目的ですが、某占星家によるとソーラーシステム自体が、冥王星の宇宙意識と合体(受精)して生まれ変わる_そして、その所産の結果は、数十年のうちに明らかにされるであろうと、断言しています。これに関しては、ノストラダムスのカトランやヨハネの黙示録でも、それとなくほのめかしています。1980年代末から起こる猛烈な災難や苦難を経て、人類はようやく悟りを開眼する、あるいは真の自我に目覚めるといっ暗示です。冥王星は現在、人馬宮V→摩羯宮Bを運行中ですが、冥王星自身の軌道が、海王星の軌道に入り込んだ1978年後半〜、自転が加速しています。獅子宮(冥王星)と天秤宮(海王星)で始まり、天蠍宮と磨羯宮でピークを迎え、宝瓶宮と白羊宮を最後に海王星の軌道から徐々に遠ざかっていきます。世界経済は近日点に達した1989年で終了しています。 

90年座相とローマ帝国の崩壊とサイノディック(歳差周期)

1940年〜2030年まで冥王星と海王星のサイノディックは、セキスタイル(60°)で運行中であることはすでに述べましたが。この座相は、過去(AD492年)において、ヨーロッパ・ルネッサンスやプロテスタントの始まりを予告しました。その時も速度を増して文化が広がり、全く新しい秩序をもたらしたといわれています。今回(20〜21世紀)は、長かったルネッサンス時代の鎮圧や、第三国植民地時代の終わりを告げる第二次世界大戦に始まり現在にいたっています。終戦後はメディアや科学の発達によって文化の復興を遂げましたが、文明の発達に連れて、それらの開発に対する恐怖心(野生植動物等の絶滅や公害)を抱くようになりました。物質界の光と影です。これに関しては、木星と土星のサイノディック周期が、今後の社会動向に最も重要な影響を及ぼすと言われています。最近では2000年に金牛宮で木星と土星が会合(0°)しましたが、次回は2019〜2020年磨羯宮の29°〜宝瓶宮0°でトリゴナリスが生じます。

水瓶座の時代
太陽や月を始めとする宇宙の諸惑星から発信される電波は、万物の流れと生命を維持して行く上では、不可欠の力です。
インターネットや小型化された携帯電話は、今日では欠かせないコミュニケーションツールですが、水瓶座の天王星がもたらしたある種の革命です。これをIT革命と称して生活様式や生活のリズムが大幅に変わりました。
つまり以前では考えられなかった新情報網(インターネット)の利便によって公私にわたる生活の幅が広がりました。ただ、さまざまなデータが、瞬時に、しかも大量に取捨できる分、是非を判別できないと(良いか悪いか正しく見分けられないと)、情報の嵐に押し流されて、本物を見失ってしまいます。有益な情報を得るためには整理分析も大事ですが、生活上の責務を含めて今自分自身が、何のために何を求めているのか、深く認識する必要があります。シンプルなことですが、瞬時に押し寄せる(猛スピードで飛び交う)大量の情報を山積したり、いちいち反応せずに、必要なものだけとって、瞬時に捨てればよいのです。この時代には、人為的な法則や制限・限界を超えた意識をもつことが大事なのです。
エイジ・オブ・アクエリアス・・・どこかで聞いたことのあるフレーズではないでしょうか?
この時代にみられる特異性は、すでに1974年前後で始まっていますが、2011年あたりから、風(風潮)の向きに変化が訪れます。来たるべきみずがめ座時代の幕開けは2026年〜2030年にかけてですが、それまでに自我に目覚め、魂が向上・前進するか、あるいは変化を恐れて後退するか・・・。全てはあなた次第です。


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